★1月18日以降の金標準先物の60分足では、一目均衡表雲の中でもみ合い相場が続いたが、雲上限と72時間SMA(青線)を上抜けた。ただ、全般もみ合い相場が続いていることから、6,750円を明確に上抜け出来るかが今後の注目点になる。
NY金先物市場は1829.30-1844.90ドルのレンジ相場となった。ウクライナ情勢が緊迫化した。NYダウが一時1100ドルを超える下落となるなど米国株も大幅安となり、安全資産とされる金が買われた。米金利の低下も、金利が付かない資産である金の相対的な価値の高まりを意識させた。米国株安を意識した換金売りが一時優勢となったが、米長期金利の伸び悩みを受けて換金目的の売りは縮小し、金先物は反転した。通常取引終了後の時間外取引では主に1840ドル台で推移した。
価格帯別出来高では、徐々に出来高の多い価格帯を上抜けしてきているが、6,750円付近でも出来高が多いことから、レジスタンスとして意識される。6,650円から6,750円の間でもみ合い相場が続いていることから、この価格帯の間で出来高が膨らんでいる。そのため、このレンジ相場から放れると大きな動きになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン上でほぼ横ばいになっており、トレンドレスの状態となっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DとSlow%Dは上向きになっており、上昇基調が継続している。寄り付き後にMACDがゼロラインから上方に動くことが出来るかが焦点になる。
金標準先物の日足では、5日SMAと10日SMAを回復していることから、短期的には上昇基調が持続している。両SMAは緩やかに上向きになっており上昇基調が続いていることで、1月21日高値6,772円や1月6日高値6,792円が上値目標値となる。一方、下値では5日SAMの6,718円や10日SMAの6,709円がサポートとして意識される。NY金先物市場は、売買材料が多く上下に振れやすい地合いになっている。ただ、心理的節目となる1,800ドル台半ばで推移していることから底堅い展開が続いている。為替市場でも、米FOMCを控え金融正常化へ金融引締めの思惑も根強く、ドルが過度に売られにくい展開になっている。114円を挟んでの動きになっており、金標準先物の下支えになりやすい。
本日の注目点は、5日SMAと10日SMAがサポートとして意識され、直近高値への上値トライになるかが焦点になる。ウクライナ情勢の緊迫化や米FOMCによる金融引き締めへの思惑があり、米国株も不安定な動きになっている。そのため、金買いにつながりやすく底堅い展開が予想される。
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