FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足では高値圏で小幅もみ合い!

 

★12月20日以降の金標準先物の60分足では、欧米市場がクリスマスの振替休日で休場だったこともあり、動意を欠く高値圏でのもみ合い相場が続いた。心理的節目となる6,650円が上値目処して意識された。一方で、24時間SMA(緑線)がサポートとして意識され下支えされた。

 

価格帯別出来高では、6,550円前後で出来高が膨らんでいることから、ちょうど100円抜けの位置にあり、上値が重くなると利益確定売りが出やすい。6,650円近辺では、現状出来高が膨らんでいないことから、今後出来高が増加するかが焦点となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からシグナルを下抜け両線とも緩やかに低下基調となっている。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、低水準から%DがSlow%Dを上抜けしてきたことから、戻り基調となってきた。寄り付き後にMACDの動向がポイントになる。

 

金標準先物の日足では、上向きの5日SMA6,598円と10日SMA6,565円が下向きの25日SMAを上抜けするゴールデンクロスした。今後25日SMAが横ばいから上向きに転換するようなら強い上昇基調となる。為替市場では、欧米市場が休場だったことから、114.35円前後で動意を欠いたもみ合い相場が続いた。来年には利上げが予想される米国に対して、日本は量的緩和を維持し、日米金利差は拡大傾向にある。また、輸入物価の上昇による貿易赤字も相場の下押し要因になっており、22年も円安基調が続きやすい。そのため、金標準先物の下支えとなりやすい。

本日の注目点は、上値には11月17日高値6,886円以外は相場の上値目処としての節目がない。ただ、一目均衡表の雲上限6,695円(12月27日)が上値目処として意識される。雲の上限を上抜け出来るかが相場のポイントになる。60分足では6,650円近辺で出来高が膨らむかが注目点となる。

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