FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

★米国市場はクリスマス振替休日で市場は休場

米国株式市場、NY金先物市場、NY原油先物市場、米国債券市場は休場

 

NY外国為替市場:クリスマスの振替休日で終日閑散相場

ユーロ/ドルは、欧州序盤に1.1344ドルまで上げた後はユーロ/カナダドルやユーロ/ポンドの下落に押される形で上値を切り下げた。ラバロフ露外相が『ウクライナの露大使館が攻撃された』と発言すると地政学リスクを意識した売りも重なって日通し安値となる1.1304ドルまで値を下げた。

 

ドル/円は、クリスマスの振替休日で世界の多くの市場が休場となり、流動性が極端に低下するなか、目立った動意は見られなかった。総じて114.30円台を中心とした狭いレンジでの取引に終始した。 

 

トルコリラは底堅い動き。市場の流動性が乏しいなか、対ドルでは一時10.5297リラ、対円では10.82円までリラ高が進んだ。この日、エルドアン・トルコ大統領からは『リラは緩やかに上昇するだろう』『リラ支援策の発表後、リラ建て預金は238億リラ増加した』などの発言が伝わった。

 

ドル/円は年明け後の米雇用統計に注目

年内は動意薄の状態が続くとみられているが、年明け後に米雇用情勢の改善が確認された場合、連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げへの期待が高まり、ドルは売りづらい地合いが予想される。市場ではバイデン政権が打ち出した1.75兆ドル規模の社会保障などの政策が注目され、民主党内の合意形成に関心が向けられている。仮に党内調整に失敗した場合、米国経済の成長鈍化につながるため、足元のドル買いを抑制する要因になりやすい。1月7日発表の12月雇用統計に対する関心が高い。非農業部門雇用者数は前月比+47.5万人、失業率は4.1%と予想される。FRB当局者の一部は2022年半ばの利上げサイクル入りについて前倒しの可能性を示唆しており、雇用情勢の改善が顕著なら早期利上げの思惑が広がり、ドル買いが強まる可能性が高い。

 

ウクライナ情勢には注意:欧州事情

天然ガス価格はロシアからの供給が停滞していることから史上最高値を更新しており、インフレ高進が継続している。また、オミクロン株感染拡大を受けた行動規制強化による景気減速懸念が高まっており、ドイツ連銀は、第4四半期国内総生産(GDP)がマイナス成長に陥る可能性を警告している。ウクライナ情勢を巡っては、プーチン露大統領が軍事的衝突も辞さない構えを示しており、引き続き注意しておきたい。

 

中国全人代は3月5日から開催

中国国営中央テレビ(CCTV)は、中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は2022年3月5日から北京市で開催されると報じた。全人代常務委員会が24日午後に決定したという。全人代と合わせて『両会』と呼ばれる全国政治協商会議は同3月4日に開催する。

 

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