FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 NY引けにかけてドルは利益確定売り!

 

★欧州市場朝方の取引では、円相場の動意は乏しく、114.19円付近でドル高地合いが持続した。なお、欧州主要株価指数は高安まちまちで取引を開始した。米長期金利が1.475%近辺に上昇となったことに連れ、114.30円前後に続伸した。なお、日経平均先物は20円安に小幅反落した。米長期金利の上昇でドル買いに振れ、米FOMC直後に付けた直近高値114.26円を上抜けた。ただ、具体的な材料が乏しく、一段のドル高は抑制された。

 

米長期金利の上昇一服とリスク選好のドル売りも重石となり、ドル売りが優勢になった。米7-9月期GDP確定値の上方修正を受けて、ドル買いが一時強まった後、NYダウ先物の下落、米長期金利の低下でドル売りが優勢になった。堅調なクロス円と共に上値を試し一時114.37円まで上限を広げた。しかし、ロンドンフィキシング付近で全般ドル安に振れる展開になった。NY市場の序盤に高値を示現したが、その後は小緩み推移となり、利益確定売りに押され114.10円台での攻防となった。

 

★欧米主要経済指標

・米・7-9月期GDP確定値:前期比年率+2.3%(予想:+2.1%、改定値:+2.1%)
・米・7-9月期個人消費確定値:前期比年率+2.0%(予想:+1.7%、改定値:+1.7%)
・米・11月シカゴ連銀全米活動指数:0.37(予想:0.50、10月:0.75←0.76)
・米・11月中古住宅販売件数:646万戸(予想:653万戸、10月:634万戸)
・米・12月消費者信頼感指数:115.8(予想:111.0、11月:111.9←109.5)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は114.05-37円のレンジ

・前日進んだリスク選好の円売りが欧州入り後から再燃

・7-9月期GDP確定値の上方修正

・12月消費者信頼感指数の大幅反発でドル買い

・ロンドンフィキシングに向けてドル安が進んだ

・VIX指数は21.01から18.63へ低下

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