★12月14日以降の金標準先物の60分足では、6,602円の高値を付けた後はじり安基調が継続し、一目均衡表雲の中でのもみ合い相場となっている。ただ、下値では、90時間SMA(紫線)や120時間SMA(赤線)がサポートとして意識されている。東京市場午後になると、雲の下限が急速に切り上がる。そのため、雲の下限下抜けとなるのかが注目される。また、NYタイムで雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1789.00-1804.60ドルのレンジ相場となった。オミクロン株・感染拡大への警戒感から世界株安が進み、金は換金を目的とした売りに押された。NY午後には為替相場でドルが底堅さを取り戻したことも、ドル建ての金の重石となった。アジア市場で1804.60ドルまで買われたが、戻り売りが強まり、ニューヨーク市場では1800ドルを下回る状態が続いた。株安を受けて換金目的の売りも増えており、通常取引終了後の時間外取引で1789.00ドルまで一段安となった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けしていることで、もう一段下落すると買い方からの手仕舞い売りが出やすい。また、戻り場面では上値での重石になる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを下抜け緩やかにシグナルとともに下向きになっており、下落基調が続いている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになっていることで、下押しバイアスが強まってきている。
金標準先物の日足では、下向きの25日SMAがレジスタンスとして意識され、下押しする展開になっている。5日SMAの6,536円をわずかに下抜けしてきたが、10日SMAの6,520円がサポートとして意識されている。下値では75日SMAの6,484円や100日SMAの6,444円もサポートとして意識される。NY金先物市場は、リスク回避の動きが強まるなかで、換金目的の売りで上値が抑えられている。ただ、大崩れするような動きにはなっていない。為替市場では、113円台のレンジ相場が継続しており、明確なトレンドは出ていない。
本日の注目点は、下向きの25日SMAに押されて下押しとなるのか、それとも再び5日SMAを回復して25日SMAを上抜けしていくのかが焦点となる。60分足ではNYタイムに雲のネジレがあることから、相場の節目になりやすい。オミクロン株への感染拡大懸念が継続するようなら、リスク回避の動きから金も底堅い展開が継続しやすい。
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