★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が1.43%台にやや反発となったことを背景に、113.75円前後に小幅続伸し日中高値を更新した。なお、欧州主要株価指数を全面高で取引をスタートした。米FOMCの開催を控えてドル買い先行後、利益確定売りが優勢になった。欧州勢参入後は、一時113.75円前後に上値を伸ばしたが、米長期金利が1.433%付近で上げ渋るに連れて小幅軟化した。NYダウ先物は73ドル高で推移した。113円台後半の上値抵抗根強く、対欧州通貨でドル売りが優勢となったことに連れ、ドルは下押しした。NYダウ先物が弱含みとなったことなどが材料視され下値を探る展開になった。
11月米生産者物価指数(PPI)は総合、コアともに予想より強い結果となったが、113円半ばで反応は限定的だった。米長期金利が1.46%台まで上げ幅拡大したことが支えに113.70円近辺まで切り返した。NYダウがプラス圏に浮上したことも下支えとなった。米長期金利の上昇が一服し、欧州タイムにつけた高値113.75円を前に伸び悩むも、113.60円台で底堅い動きが続いた。米FOMCの結果公表を翌日に控え、様子見ムードが強まった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・10月鉱工業生産:前月比+1.1%(予想:+1.2%、9月:-0.2%)
・米・11月生産者物価指数(PPI):前月比+0.8%(予想:+0.5%、10月:+0.6%)
・米・11月生産者物価コア指数:前月比+0.7%(予想:+0.4%、10月:+0.4%)
・米・11月生産者物価指数:前年比+9.6%(予想:+9.2%、10月:+8.8%←+8.6%)
・米・11月生産者物価コア指数:前年比+7.7%(予想:+7.2%、10月:+7.0%←+6.8%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は113.39-76円のレンジ
・リスク回避の動きから円買い・新興国通貨売り優勢
・欧州では感染拡大から景気懸念からユーロ売り
・米FOMCやECB定例理事会控えポジション調整の動き
・11月米PPIが大幅な伸びとなりドル買い戻し
・VIX指数は20.31から21.89へ上昇
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