FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足では寄り付き後に雲ネジレ!

 

★金標準先物の60分足では、逆三尊ネックラインの6,486円上抜けして上昇基調となったものの、直近高値近辺の6,520円が上値目処として意識されもみ合い相場となっている。下値では24時間SMA(緑線)がサポートとして意識されている。寄り付き後には雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。

 

NY金先物市場は1782.20-1792.80ドルのレンジ相場となった。『オミクロン株』の感染拡大への懸念で投資家のリスク回避姿勢が強まり、米国株安・米長期金利の低下が進み、安全資産とされる金は買いが優勢となった。ロンドン市場の中盤にかけて1792.80ドルまで買われた後、ニューヨーク市場の序盤に1782.20ドルまで売られたが、米長期金利の低下を意識して下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では主に1788ドル近辺で推移した。 

 

価格帯別出来高では、6,510円を挟んでもみ合い相場となり、買い方からの『やれやれ売り』を吸収しながら出来高が膨らんでいる。そのため、売りが一巡するようなら、さらに上昇する展開になりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でシグナルを下抜け緩やかに下落基調になっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%Dが下向きになっている。引けにかけて売られる展開になったことで、オシレータも弱い展開になっている。寄り付き後の動きがポイントになる。

 

金標準先物の日足では、5日SMAの6,501円がサポートとして意識され下支えする展開になっている。10日SMAも横ばいになってきたことで、短期的にはもみ合い相場の様相となっている。下値では、75日SMAの6,473円や100日SMAの6,437円が下値目処として意識される。一方で、上値では25日SMAの6,622円が上値目処として意識される。NY金先物市場は、オミクロン株の感染拡大によりリスク回避の動きから買いが優勢になった。ただ、米・欧・英・日の金融政策イベントが控えていることから、上値追いの動きにもなり難い。為替市場では、米国株安・米長期金利低下でリスク回避の円買いが入るも、金融政策イベントを控え一方的な動きにもなりにくく、113円台でのレンジ相場となっている。

本日の注目点は、5日SMAや10日SMAを下支えに上値トライとなるかが焦点になる。60分足でも、寄り付き後に雲ネジレがあることから、相場の節目になりやすい。売りが一巡するようなら、上値追いの動きになりやすい。

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