★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が上げ渋る中、ドル全面高は一服した。なお、欧州株は高安まちまち、日経先物は20円高に小幅続伸した。米長期金利が1.558%近辺に低下となったことに連れ、114.00円前後で日中安値を更新した。114.00円割れのストップロスをヒットして下押ししたものの、NYカットオプション114.00円のマグネット効果で下値は限定的だった。その後は、米長期金利は横ばい、欧州株はまちまちで方向感が出にくい展開だった。
114.10円台で上値の重さを確認すると、米長期金利が1.56%だいまで再び上昇幅を縮めたことを受けてドル売りが強まった。ただ、一方的に売りが進む展開にはならなかった。しかし、11月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値が予想を下回ると、全般ドル売りで反応した。1.53%台まで低下した米長期金利が上昇に転じたことで売り一巡後はドル買い戻しの展開になった。ドルは切り返したが、114.00円には届かず、買戻し一巡後は上値を切り下げる展開になった。週末を控えたポジション調整とみられる売りに上値が抑えられた。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・9月鉱工業生産:前月比-0.2%(予想:-0.5%、8月:-1.7%←-1.6%)
・米・9月JOLT求人件数:1043.8万件(予想:1030.0万件、8月:1062.9万件←1043.9万件)
・米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:66.8(予想:72.5、10月:71.7)
・米・11月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:4.9%(予想4.9%、10月:4.8%)
・米・11月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:2.9%(10月:2.9%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は113.72-114.25円のレンジ
・9月ユーロ圏鉱工業生産は予想より強い内容
・オランダ政府は13日から部分的なロックダウン再導入
・11月米消費者態度指数速報値が予想を下回りドル売り
・週末を控えたポジション調整目的のドル売りで上値重い
・VIX指数は17.66から16.29へ低下
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