★欧州市場序盤の取引では、NYダウ先物と米長期金利が続伸となったことを背景に、リスク選好回復による円安地合いが持続した。なお、欧州株は堅調に取引を開始した。欧州市場では、欧州株の全面高やNYダウ先物の堅調地合いでリスク選好の円売りが再開し、ドル/円はじり高となった。NYダウが120ドル高、WTI原油先物も64ドル台前半に大幅上昇となる中、円全面安が進展で110円台乗せとなった。米長期金利が1.280%近辺に上昇となったことを受け、日中高値懸念でドル高が持続した。
商品相場が堅調に推移する中、オセアニア通貨やカナダドルなどが対ドルで買われたため、ドル/円も伸び悩んだ。米長期金利の低下もあり、ドル売りが優勢になった。8月米製造業・サービス部門PMI速報値は予想を下回った一方、7月米中古住宅販売件数は予想を上回るなど強弱入り混じる結果となったため、相場の反応は限られた。NYダウが一時300ドル高に近づく堅調な推移で、リスク選好の円売り方向へ戻す動きとなった。原油相場の上昇にともなう産油国通貨などに対するドル軟化に連動での上昇に連れた。米長期金利が低下に転じたことも相場の重石となりドルはじり安となった。
★欧米主要経済指標
・英・8月製造業PMI速報値:60.1(予想:59.5、7月:60.4)
・英・8月サービス業PMI速報値:55.5(予想:59.1、7月:59.6)
・英・8月総合PMI速報値:55.3(予想:58.7、7月:59.2)
・ユーロ圏・8月消費者信頼感指数速報値:‐5.3(予想:-4.9、7月:-4.4)
・米・7月シカゴ連銀全米活動指数:0.53(予想0.12、6月:-0.01←0.09)
・米・8月製造業PMI速報値:61.2(予想:62.0、7月:63.4)
・米・8月サービス業PMI速報値:55.2(予想:59.2、7月:59.9)
・米・8月総合PMI速報値:55.4(7月:59.9)
・米・7月中古住宅販売件数:599万戸(予想:583万戸、6月:587万戸←586万戸)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は109.62-110.14円のレンジ
・欧米株の上昇を背景に投資家のリスク志向の改善
・米10年債利回りが低下に転じたことが相場の重石
・商品相場が堅調に推移するなか産油国通貨が対ドルで買い
・米経済指標は強弱入り混じる結果となり相場の反応は限定的
・VIX指数は18.56から17.15へ低下
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