★8月12日以降の金標準先物の60分足では、6,300円前後の高値圏でもみ合う展開が続いている。24時間SMA(緑線)や240時間SMA(茶線)がサポートとして意識されている。
NY金先物市場は1778.80-1795.70ドルのレンジ相場となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を午後に控え、ポジション調整の売りが先行した。為替相場でドルが対ユーロで昨年11月以来の高値を更新したことも、ドル建て金先物に割高感を生じさせて重石となった。アジア市場で1795.70ドルまで買われたが、ニューヨーク市場の中盤にかけて1778.80ドルまで反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨発表後に1792.20ドルまで戻したが、戻り売りが観測されており、通常取引終了後の時間外取引では主に1780ドル台で推移した。
価格帯別出来高では、もみ合いながらも出来高が膨らんできていることから、利益確定売りなどを吸収している。ただ、下値で出来高が多いことから、上値が重くなってくると利益確定売りが増えてくる。売りが一巡するまで出来高が膨らむかが焦点になる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で横ばいになっており、トレンドレスの状態になっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DとSlow%Dの両線が上向きになっており、上昇基調を維持している。寄り付き後のMACDの動向がポイントになる。
金標準先物の日足では、5日SMAの6,276円、10日SMAの6,265円、200日SMAの6,276円がサポートとして意識されている一方で、25日SMA6,348円と100日SMA6,359円がレジスタンスとして意識されており、狭いレンジ内での値動きになっている。NY金先物市場は、心理的な節目となる1,800ドルを目前にして利益確定売りが出やすく、上値を抑える展開になっている。為替市場では、一時110円台を回復したものの滞空時間は短く上値の重さが意識される。ただ、109円台後半まで円安基調となっており、金標準先物の下支えになっている。
本日の注目点では、上下にある抵抗体のどちらに放れるかが焦点となる。60分足でも6,300円を挟んでもみ合い相場となっており方向感を欠く展開になっている。新規材料待ちの様相となっている。
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