FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米FOMCを控え方向感の乏しい展開!

 

★欧州市場序盤の取引では、日米株価指数のさえない動きや原油安を受けて、資源国通貨を中心にリスク回避の円買いが優勢となりじり安となった。なお、欧州株は軟調に推移、NYダウ先物は220ドル安に反落した。その後も、NYダウ先物が270ドル安、WTI原油先物も70ドル台後半に反落となったことを受け、リスク回避によるドル高・円高の流れが持続した。米長期金利の低下が一服し、NYダウ先物が下げ幅を縮めたことも支えにドルの買い戻しが入り110.30円台まで買い戻しが入った。

 

NY勢参入に伴って米長期金利が1.26%台まで上昇していることを支えに110.41円付近まで下値を切り上げた。6月新築住宅件数が増加予想に反して減少したことで、結果に失望したドル売りが優勢になった。米7月ダラス連銀製造業活動指数も予想外に低下したことでじり安となった。NYダウがプラス圏に浮上したことでドルの買い戻しが入った。値幅は狭いものの、小幅高で推移するNYダウを眺めながら下値の堅い動きが続いた。ドルが欧州通貨に対し買い戻されるとともに110.30円台でじり高となった。

 

★欧米主要経済指標

・米・6月新築住宅販売件数:67.6万戸(予想:79.6万戸、5月:72.4万戸←76.9万戸)
・米・7月ダラス連銀製造業活動指数:27.3(予想:31.6、6月:31.1)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は110.08-41円のレンジ

・27-28日の米FOMCを控え方向感の乏しい展開

・原油安を背景に資源国通貨を中心にリスク回避の円買いが先行

・米10年債利回りが1.2196%前後まで低下したことがドル相場の重石

・6月米新築住宅販売件数が予想より弱い内容

・VIX指数は17.20から17.58へ上昇

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