★7月14日以降の金標準先物の60分足では、120時間SMA(赤線)や90時間SMA(紫線)がレジスタンスとして意識され上値の重さが意識される展開になっている。一旦雲の中まで下落したものの、下抜けることなく雲上限を挟んでもみ合う展開になっている。先行き雲のネジレがあることから、相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1805.50-1825.90ドルのレンジ相場となった。コロナ感染拡大で先行き景気に対する警戒感が強まり、投資家のリスク回避姿勢が高まっている中、逃避資産の金は買いが先行し、一時1825.90ドルまで上昇した。ただ、米株が大幅反発したことや、為替市場でドル高・ユーロ安が進んだことを手がかりに買いは失速し、小幅高で取引を終えた。通常取引終了後の時間外取引では1810ドルを挟んだ水準で推移した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を手前にして押し戻される展開になっている。買い方からの『やれやれ売り』が一巡するまでは上値の重い展開が継続しやすい。そのため、もみ合いながらも出来高が膨らむかが焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを上抜けしたものの横ばいになっており、トレンドレスの状態となっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、下落基調から%Dが横ばいになっており、一旦トレンドレスの状態となっている。短期的には方向性のない展開になっている。
金標準先物の日足では、25日SMAと75日SMAを上抜け回復してきたものの、下向きの5日SMAの6,418円と10日SMAの6,407円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。NY金先物市場は、リスク回避の動きから買い戻しが入ったものの、米長期金利が上昇してきたことやドル高になっていることで、上値追いの動きにはなり難い。ただ、為替市場では109円台後半まで円安が進行していることで、金標準先物の下支えになりやすい。ただ、110円台ではドル売りオーダーが控えているいることから、上値の重い展開が続きそうである。
本日の注目点は、5日SMAと10日SMAを上抜け出来るのか、それとも再び25日SMAと75日SMAを下抜けするのかが焦点となる。ただ、東京市場は4連休を控えていることから、積極的な売買は手控えられる展開になりやすい。そのため、本日はポジション調整的な動きになりやすい。
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