FITS エコノミックレポート

日経225の中期トレンドは上値・下値切り下げ!

 

★日経225の中期トレンドを示す週足では、20年3月20日週の安値16,358.19円を起点として20年11月6日週の安値23,096.79円を結んだトレンドライン(S1)を下抜ける展開になっている。また、21年2月19日週の高値30,714.52円を起点として21年3月19日週の高値30,485.00円を結んだトレンドライン(R1)に上値を抑えられじり安基調になっている。

さらに、13週SMA(赤線)26週SMA(青線)を下抜けたことでレジスタンスとして意識されている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、徐々に上値・下値を切り下げる展開となっており、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになっていることで、下押しバイアスは続いている。

まとめると、日経225の中期トレンドはじり安基調となっており、戻り売りの展開が続いている。下げ止まるようなシグナルが出ていないので、安易な買いは注意が必要となる。そのため、下値目処では、52週SMA(緑線)26,774.00円が意識される。

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