★4月20日以降の金標準先物60分足では、240時間SMA(茶線)で反転して戻り売りを吸収しながら緩やかに雲上限を上抜けした。27日の寄り付き直後にあった雲のネジレ近辺で、窓を開けて上昇する展開になった。本日も夜間取引で雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1773.90-1785.90ドルのレンジ相場となった。翌日に米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見及びバイデン米大統領の演説を控え、様子見ムードが強く、動意に欠ける動きとなった。アジア市場で1773.90ドルまで下げたが、押し目買いが入ったことで金先物は反転した。ニューヨーク市場の序盤にかけて1785.90ドルまで買われた。ただ、米長期金利の上昇を意識した売りが観測されており、時間外取引で1775.00ドルまで下げる場面があった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を緩やかに上抜けしてきたことから、買い方からの『やれやれ売り』をゆっくり吸収しながら戻り基調が継続している。6,200円前後で出来高が多いことから、上下に放れると大きな動きになりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で横ばいになっているほか、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになっていることで、短期的には上値の重い展開になっている。
金標準先物の日足では、260日SMAの6,226円がレジスタンスとして意識され上値が重くなっている一方で、下値では5日SMAの6,195円や上向きの10日SMAの6,182円がサポートとして意識され下支えしている。抵抗体に挟まれる展開になっている。NY金先物市場では、米長期金利が上昇したことや重要イベントを控えて様子見ムードが漂っていた。米長期金利が一旦下げ止まる展開になっていることから、上値の重い展開が予想される。為替市場では、108円台後半まで円安が進行しており、金標準先物の下支えとなる。
本日の注目点は、抵抗体の挟まれる展開が続いていることから、上下どちらかに放れるかが焦点となる。ただ、下値を切り上げていることから、上昇基調は継続している。
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