★金標準先物の中期トレンドを示す週足で、フィボナッチ・リトレースメントと白銀比率で分析する。
2018年8月17日週安値4,112円と2020年8月7日週高値7,032円を結んだフィボナッチ・リトレースメントと白銀比率では、38.2%押しとなる5,917円の攻防となっている。
38.2%押し近辺では2020年4月17日週から6月19日週までの約2ヵ月間もみ合い相場となった価格であり、今回も上下を挟んでもみ合い展開になりやすい。
38.2%を明確に下抜けすると、半値押しとなる5,572円が視界に入ってくくる。
徐々に上値・下値を切り下げる展開が続いていることから、下落基調が続いており下げ止まる兆しは出ていない。
米国では先行きのインフレ率上昇懸念から米国債券利回りの上昇や、米ドルインデックス指数が上昇していることから、金の上値の重石となっている。米上院では6日にバイデン大統領が提案した1.9兆ドルの新型コロナウイルス対策法案が民党主導で可決した。そのため、さらにインフレ率上昇懸念が高まる可能性があり、米国債券利回りは上昇しやすく、NY金の上値を抑える展開になりやすい。一方で、日米金利差拡大からドル/円相場では、円安基調となりやすく、金標準先物の下支えとなる。
金標準先物はNY金の動向と為替市場の動向に振られる展開になりやすく、難しい展開となりやすい。
ただ、先行きはインフレヘッジとしての金買いにつながりやすいということには、留意しておく必要である。
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