FITS エコノミックレポート

金標準先物の週足では38.2%押しを下抜け!

★金標準先物の中期トレンドを示す週足では、2018年8月17日週安値4,112円と2020年8月7日週高値7,032円を結んだフィボナッチ・リトレースメントで分析する。

8月7日週が天井となって下落基調となり、12月4日週には38.2%押し5,917円をわずかに下回る下落場面となったが、38.2%押しがサポートとして意識され反転した。

しかし、23.6%押し6,343円や26週SMA(青線)がレジスタンスして意識されると、再び下落基調となり、白銀比率29.8%の6,162円を下抜けると共に52週SMA(緑線)の6,174円を下抜けた。そして、再び38.2%押しを下抜ける展開になっている。

早々に38.2%を回復出来るなら問題はないが、明確に下抜けしてくると下値目処として50.0%押しの5,572円が視界に入ってくる。

38.2%押しのところでは、2020年4-6月にもみ合い相場になったところで、相場の節目になりやすい。そのため、しばらくは38.2%近辺でもみ合う可能性もある。

また、下向きの13週SMA(赤線)と26週SMAが今後上値を抑える可能性もあり、もみ合いながらも上値の重い展開が予想される。

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