FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足では出来高伴い反転!

 

★2月1日以降の金標準先物の60分足では、6,071円が底値となり反転する展開になった。24時間SMA(緑線)を上抜けるとサポートとなり、一目均衡表の雲下限を上抜ける展開となっている。週明け雲の上限を上抜け出来るかが注目点になる。ただ、上値では各SMAが位置しておりレジスタンスとして意識される。

 

NY金先物市場は1792.20-1816.00ドルのレンジ相場となった。米雇用統計の結果に対する失望から為替市場でドル売り・ユーロ買いが進んだことが、ドル建ての金の割安感につながり、金は買いが優勢となった。アジア市場で1792.20ドルまで下げた後、反転し、ニューヨーク市場で1816.00ドルまで買われた。

 

価格帯別出来高では、6,100円割れで急速に出来高が膨らみ下げ止まる展開となった。上値では出来高の多い価格帯が散見されることから、戻り上値の重石になりやすい。また、出来高の少ない価格帯では、値が飛びやすいので注意が必要である。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを上抜けしてシグナルとともに上向きを維持していることから、戻り基調が継続している。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、高水準で横ばいになってきいることで、上向きのバイアスが鈍化してきている。全般的に戻り上値が重くなってきている。

 

金標準先物の日足では、今回も260日SMAの6,111円がサポートとして意識され反転する展開になった。11月30日から260日SMAでの反転は3回目となっている。ただ、5日SMAの6,181円が10日SMAの6,193円を下抜けるデッドクロスしていることから、短期的には下押しバイアスが残っている。NY金先物市場では、心理的な節目となる1,800ドルを回復したことで、狼狽的な売りにはつながっていない。ドルインデックス指数が大幅低下したことで金相場に割安感が出た。為替市場では、一時105.70円付近まで円安が進行したものの、米1月雇用統計結果を受けた失望からドル売りとなった。しかし、過度なドル売りにはつながらず105円台前半で推移しているため、金標準先物の下支えとなる。

本日の注目点は、上値では5日SMAを回復出来るかある。また、下値では260日SMAを維持できるかにある。

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