★欧州市場序盤の取引では、株安を背景にリスク回避のドル高が持続した。なお、NYダウ先物は34ドル安で下げ渋った。NYダウ先物がプラス転をしたこともあり、ドルが若干売られる展開になった。欧州市場では、欧州株は全面安、NYダウ先物も軟調で、欧米株安を警戒したリスク回避のドル買いとなった。ユーロ/ドルの底堅い値動きで、ドル/円をやや下押しした。一方、欧米株価指数は軟調地合いが続くものの、NYダウ先物は下げ幅を縮小し、リスク回避のドル買いが一服した。
米GDPが市場予想を下回ったものの、新規失業保険申請件数が市場予想よりも良かったことを受けて、底堅い展開になった。NYダウ先物の上昇や欧州株の持ち直しを受けて、対欧州通貨などでドル売りが強まると伸び悩んだ。NYダウが一時500ドル超上昇したことを受けて、ドル売りが目立った。株高の中でユーロほか多くの通貨に対してドルが弱含み、対円でもドルは重く推移した。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・1月景況感指数:91.5(予想:89.6、12月:92.4←90.4)
・独・1月消費者物価指数速報値:前年比+1.0%(予想:+0.7%、12月:-0.3%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:84.7万件(予想:87.5万件、前回:91.4万件←90.0万件)
・米・失業保険継続受給者数:477.1万人(予想:508.8万人、前回:497.4万人←505.4万人)
・米・10-12月期GDP速報値:前期比年率+4.0%(予想:+4.2%、7-9月期:+33.4%)
・米・10-12月期個人消費速報値:前期比年率+2.5%(予想:+3.1%、7-9月期:+41.0%)
・米・12月卸売在庫速報値:前月比+0.1%(予想:+0.5%、11月:0.0%)
・米・12月前渡商品貿易収支:-825憶ドル(予想‐840億ドル、11月‐855億ドル)
・米・12月新築住宅販売件数:84.2万戸(予想:87万戸、11月:82.9万戸←84.1万戸)
・米・12月景気先行指数:前月比+0.3%(予想:+0.3%、11月:+0.7%←+0.6%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は104.16-46円のレンジ
・トルコ中銀総裁は金融引き締めスタンスの維持を再表明
・一部銘柄の取引をネット証券が規制したと伝わると投資家心理改善
・NYダウは一時630ドル超上昇
・米国経済指標は好悪まちまちの結果
・VIX指数は37.21から30.21へ低下
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