★欧州市場序盤の取引では、米長期金利が1.110%付近に再低下となったが、ドルは底堅く推移した。米長期金利が低下幅を縮小したことを背景にドルが底堅く推移した。なお、欧州株は小幅高、NYダウ先物も35ドル高に小幅続伸した。ユーロ圏鉱工業生産は堅調な内容となり、ユーロ/ドル売り一服でドル/円への上昇圧力も弱まった。NYダウ先物がマイナス圏に沈む動きとなったことなどを受けてリスク回避のドル買いが強まった。
ドル高が継続し、一時104.00円付近まで上昇したものの、同水準のドル売りをこなしきれず一巡後は103.80円台まで下押しした。米12月コア消費者物価指数(CPI)が予想の範囲に収まり米長期金利の低下に連れてドル売りがやや優勢になった。その後、NY勢が本格参入後に全般ドル買いが進んだ。ただ、全般ドル買いが先行したが、米長期金利の低下でドルは失速した。米30年債の強い入札結果を受けて債券利回りが低下するとドルは下落した。米長期金利が低下基調を強めたことも重石となり103円後半で鈍い値動きになった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・11月鉱工業生産:前月比+2.5%(予想:+0.2%、10月:+2.3%←+2.1%)
・米・12月消費者物価指数(CPI):前年比:前年比+1.4%(予想:+1.3%、11月:+1.2%)
・米・12月消費者物価コア指数:前年比+1.6%(予想:+1.6%、11月:+1.6%)
・米・12月消費者物価指数:前月比+0.4%(予想:+0.4%、11月:+0.2%)
・米・12月消費者物価コア指数:前月比+0.1%(予想:+0.1%、11月:+0.2%)
・米・12月財政収支:‐1436億ドル(予想:-1435億ドル、19年12月:-132.86億ドル)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は103.60-99円のレンジ
・米国務省が露独のガスパイプラインプロジェクトに制裁の可能性
・欧州各国の感染拡大に向けたロックダウンの延長や制限措置強化
・伊のレンツィ元首相が連立与党からの離脱を示唆で政局不安浮上
・米長期金利が低下したことが相場の重石
・米12月消費者物価指数でインフレの急伸が見られず
・VIX指数は23.33から22.21へ低下
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