★金標準先物の中期トレンドを示す週足では、13週SMA(赤線)がレジスタンスとなり上値を抑える展開から、26週SMA(青線)の6,381円を下抜ける展開になっている。
このままでは、13週SMAと26週SMAがデッドクロスする可能性が高い。2019年からの上昇基調では、13週SMAが26週SMAを上回る展開が続いていたことから、デッドクロスするようなら、相場の転換点になる可能性もある。
26週SMAを下抜けしたことで、相場のポイントとなる52週SMA(緑線)の5,984円が下値目処としての視界に入ってきた。
3月20日週では、52週SMAを一旦下抜けしたものの、週末には実体は52週SMAを回復して、翌週から52週SMAがサポートとして意識され戻り基調となった。
そのため、52週SMAが再びサポートとして意識されるか、相場のポイントになる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%DとSlow%Dは売られ過ぎ過熱感が出ている。ただ、下落トレンドが発生している時は、低水準で張り付くダマシになることもあるので注意が必要である。
まとめると、中期的なトレンドでは13週SMAと26週SMAがデッドクロスする様相となっていることなど、下げ止まりの兆しが出ていないため、投資判断は『売り目線』となる。ただし、心理的な節目となる6,000円や52週SMAの5,984円がサポートとして意識されるか確認する必要がありそうだ。下げ止まりのサインが出ていないため、買い方は注意が必要となる。
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