FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足では6,400円が上値目処として意識!

 

★10月28日以降の金標準先物の60分足では、6,400円が上値目処として意識され上げ止まる展開となっている。下値目処は120時間SMA(赤線)が意識されているが、一目均衡表の雲が視界に入ってきた。雲の上限まで上昇するのか、それとも雲の中に入り込むのかが注視される。

 

NY金先物市場は1881.80-1917.90ドルのレンジ相場となった。米大統領選挙の開票の行方が不透明ななか、昨日までの買いの流れを維持できなかった。民主党候補のバイデン氏の勝利を織り込みつつあるものの、議会選で共和党が上院で優勢となるなど、トレンドを一方向へ強めにくい。欧米株高もあって、安全資産とされる金は売られやすかった。アジア市場で1917.90ドルまで買われたが、その後は伸び悩んだ。ニューヨーク市場の序盤で1914.10ドルまで戻したものの、株高を意識して換金売りが再び優勢となった。

 

価格帯別出来高では、もみ合いながらも出来高が膨らんで来ていることから、6,400円近辺での買い需要も強まってきている。一旦上値が重くなると、利益確定売りが出やすく上値の重石となりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方から緩やかに低下傾向にある。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜けしてきており戻り基調の兆しとなっている。そのため、MACDのゼロラインでサポートになるかが注目される。

 

金標準先物の日足では、上値では8月12日安値6,412円や10日SMAの6,388円、25日SMAの6,435円がレジスタンスとして意識される一方で、5日SMAの6,348円がサポートとして意識される小幅なもみ合い相場となっている。上下どちらに放れるかが注目される。NY金は心理的節目となる1,900ドル台を回復してきており、底堅い展開となっている。米長期金利が低下傾向となっていることも、NY金相場のを支える展開となっている。為替市場では、ドル/円の方向感を欠く展開となっており、104円半ばでの推移となっている。昨日欧米市場では、105円台での上値の重さが意識された。

 

本日の注目点では、日足では抵抗体に挟まれる展開となっており、上下どちらに放れるかが注目される。また、60分足でも寄り付き後以降で一目均衡表の雲があり、上下どちらに抜けるかも注視される。

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