★10月16日以降の金標準先物の60分足では、急落する展開となったが心理的節目となる6,400円が意識され下げ止まり、戻り基調となっている。本日のお昼前後に雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1894.20-1929.40ドルのレンジ相場となった。前日にドル安・ユーロ高の反動で、ドル建ての金に割高感が生じたことも背景に、利食い売りに押された。また、米新規失業保険申請件数や米9月中古住宅販売件数が予想比強い結果となったことも、リスク回避姿勢の後退につながり、安全資産とされる金の売りを後押しした。アジア市場の序盤で1929.40ドルまで買われたが、まもなく反落し、1912.60ドルまで下げた。ロンドン市場で1920ドル台を回復したものの、ニューヨーク市場では主要通貨に対するドル買いが増えたことを嫌って、一時1894.20ドルまで下げ幅は拡大した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けしていることから、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』が出やすく戻り上値の重石となりやすい。そのため、6,450円から上値が重くなりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方からシグナルを上抜けしてきたことや、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%DとSlow%Dの両線が上向きとなっていることで、戻り基調は継続している。
金標準先物の日足では、今回も100日SMAの6,394円がサポートとして意識され下げ止まる展開となった。しかし、上値では5日SMAの6,464円、10日SMAの6,470円、25日SMAの6,446円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっている。NY金先物市場では、一時心理的な節目となっている1,900ドル台割れとなったものの、再び回復し底堅く推移している。ただ、米長期金利が連日上昇してきていることから、金の重石となりやすい。為替市場では、米追加経済対策や大統領候補によるTV討論会など重要イベントを控えてポジション調整のドル買い戻しとなった。しかし、105円台は回復出来なかった。
本日の注目点は、上下にある抵抗体を上抜けするのか、それとも下抜けしてしまうのかが焦点となる。米長期金利の上昇やドルインデックス指数の上昇などが、金の重石となりやすく下押しバイアスが掛かりやすい。
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