★欧州市場序盤の取引では、ドルに目立った動意は見られず104.50円台で推移した。なお、NYダウ先物は100ドル安に下げ幅縮小、日経先物は横ばいで推移した。ポンド/ドルが下値を広げたことを受け、全般的にドル反発地合いが持続した。NYダウ先物は70ドル安、日経先物は20円高に小幅反発した。欧州市場では、欧州株安や米株安観測を受け、全般的にドル買いへ振れた。欧州中盤の取引では、NYダウ先物が下げ幅を縮小したことを受け、リスク回避によるドル買い戻しは一巡した。
10月17日週の新規失業保険申請件数が予想を下回ったものの、上値の重い展開となった。9月米中古住宅販売件数が予想を上回ったことも相場の支援材料となったほか、米長期金利が上昇に転じたことを受けて円売りが優勢となった。米追加経済対策の行方や米大統領候補討論会など重要イベント前にポジション調整目的のドル買い戻しが入った。ペロシ下院議長が楽観的見方を示したため合意への期待感からドル買い・円売りが強まったが、クドロー国家経済会議(NEC)委員長は依然慎重で、合意への不透明感も根強くあった。NYダウが上昇した動きも支えに高値圏で推移した。ただ、米大統領候補討論会待ちムードが強く値動きが鈍くなった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・10月消費者信頼感指数速報値:-15.5 (予想:-15.0、9月:-13.9)
・米・先週分新規失業保険申請件数:78.7万件(予想:87.0万件、前回:84.2万件←89.8万件)
・米・失業保険継続受給者数:837.3万人(予想:962.5万人、前回:939.7万人←1001.8万人)
・米・9月中古住宅販売件数:654万件(予想:630万件、8月:598万件←600万件)
・米・9月景気先行指数:前月比+0.7%(予想:+0.6%、8月:+1.4%←+1.2%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は104.43-92円のレンジ
・トルコ中銀は政策金利据え置きでリラ売り優勢
・英国とEUのFTAなど交渉が再開されると伝わる
・重要イベントを前にポジション調整のドル買い
・良好な米経済指標が相次ぎ米長期金利上昇
・ペロシ下院議長が合意に楽観的な見通しを示す
・クドローNEC委員長は依然慎重で合意の不透明感も
・VIX指数は28.65から28.11へ低下
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