FITS エコノミックレポート

金標準先物60分足では6,462円がレジスタンス!

 

★9月24日以降の金標準先物60分足では、6,462円の上抜けを2回トライしたもののレジスタンスとして意識され上抜け出来ずに調整下落となっている。下値では雲の下限が位置しておりサポートして意識され下げ止まるかが注目される。

 

NY金先物市場は1885.80-1908.20ドルのレンジ相場となった。米追加経済対策をめぐる協議の進展期待を背景に米株が大幅高となり、投資家のリスク回避姿勢が後退し、金は売りが優勢となった。ロンドン市場で1885.80ドルまで下げたが、その後反転し、ニューヨーク市場で一時1908.20ドルまで買われた。ただ、ユーロ高は一服していることや、米国株高を意識して金先物は伸び悩み、再び1900ドルを下回った。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯の上方に位置しており、上値が重くなると利益確定売りが出やすく上値の重石となっている。出来高の少ない価格帯で推移していることから、値動きが大きくなりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインがサポートラインとして意識されていることから、維持出来るかが注目される。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることで、下押しバイアスが強いことを示している。そのため、短期的には下落調整しやすいもののMACDのゼロラインで下げ止まるかが焦点となる。

 

金標準先物の日足では、75日SMAの6,429円と下向きとなっている10日SMAの6,431円がレジスタンスとして意識され、上値を抑える展開となっている。NY金先物市場は、心理的な節目となる1,900ドル台を再び下抜ける展開となっているため、1,900ドル台での上値の重さが意識されやすい。為替市場では、NY時間では105円台で上値を切り下げる展開となったことで、ドルの上値の重さが意識される。ただ、過度な円高基調にはなり難い展開となっている。

本日の注目点は、短期的には調整下落場面となりやすい。そのため、5日SMAの6,369円や100日SMAの6,313円がサポートとして意識される。一方で、10日SMAと75日SMAを上抜け出来ると25日SMAの6,558円が上値目処として意識される。

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