★9月18日以降の金標準先物の60分足では、もみ合いレンジ相場から上放れする展開となった。雲の上限も上抜けしたものの、120時間SMA(赤線)がレジスタンスとして意識される。本日は雲のネジレが3回あり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい地合いが続く。
NY金先物市場は1851.10-1888.20ドルのレンジ相場となった。為替市場でのドル安を手がかりに買いが優勢となった。ただ、米国株が大幅高になるなど、投資家のリスク回避姿勢が後退し、安全資産とされる金に売りも入り、上値は限られた。ロンドン市場で1851.10ドルまで売られたが、ニューヨーク市場ではユーロの下げ止まりを意識した買いが強まり、一時1888.20ドルまで買われた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上抜けしてきていることから、買い方の『やれやれ売り』を吸収しながらの上昇基調となっている。ただ、上値が重くなると引き続き売りが出やすい地合いとなっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを上抜けシグナルも緩やかに上向きとなっていることで、戻り基調が継続している。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、買われ過ぎ過熱感が出ていきているため、上値が重くなると売りがでやすい。ただ、ストキャスティクスはトレンド発生時には、売られ過ぎシグナルによるダマシが発生しやすい。そのため、MACDの動きがポイントとなる。
金標準先物の日足では、100日SMAがサポートとなり反転して5日SMAの6,337円を上抜けした。しかし、上値では75日SMAの6,417円や8月12日安値6,412円がレジスタンスとして意識される。NY金先物市場もユーロ高・ドル安から買い戻される展開となったが、心理的な節目となる1,900ドル台を回復出来るか注目される。為替市場では、重要イベントを控えてリスク選好の動きにもドル/円は上値の重い展開となった。
本日の注目点は、100日SMAが下値となりレジスタンスとして意識される75日SMAを上抜け出来るかが焦点となる。また、下向きとなっている5日SMAの動向も注目される。今晩の米大統領選テレビ討論会を控え、様子見ムードもあり売買が手控えられやすい。
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