★欧州市場序盤の取引では、欧州主要株価指数が全面高となる中リスク回避の円高圧力は根強く、戻りは限定的となった。なお、NYダウ先物は160ドル高に続伸した。欧州勢本格参入後は、動意乏しく105.00円を挟んでもみ合い商状が継続した。一時105.10円前後にドルが再上昇となったものの、全般的にドル売りが優勢となる中、方向感を欠いたもみ合い商状となった。調整押しをこなした後の戻り歩調、NY入りに掛けての105円台の攻防となった。
金・銀など貴金属価格が軒並み軟調に推移する中、対豪ドルや対南アランドなどを中心にドル買い圧力が高まり円売りが優勢となった。発表された米9月非製造業PMI速報値は予想を下回ったものの、米9月製造業PMIは予想通りとなったことで下げ渋り推移となった。5年債入札を控え米長期金利が0.67%から0.69%まで上昇したことでドルは続伸した。好調な入札結果を受けて米長期金利の上昇が止まったことで105.40円前後でもみ合いとなった。米国株安を受けたリスク回避のドル買いが目立たない中、株軟調が次第にリスク回避の円買いとなり上値が重くなった。
★欧米主要経済指標
・英・9月製造業PMI速報値:54.3(予想:54.0、8月:55.2)
・英・9月サービス業PMI速報値:55.1(予想:55.9、8月:58.8)
・英・9月総合PMI速報値:55.7(予想:56.1、8月:59.1)
・米・7月FHFA住宅価格指数:前月比+1.0%(予想:+0.5%、6月:+1.0%←+0.9%)
・米・9月製造業PMI速報値:53.5(予想:53.5、8月:53.1)
・米・9月サービス業PMI速報値:54.6(予想:54.7、8月:55.0)
・米・9月総合PMI速報値:54.4(8月:54.6)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は104.88-105.49円のレンジ
・貴金属価格が下落するなか資源国通貨が売られた
・ワクチン化初への期待から米国債に売り(金利は上昇)
・欧州で感染再拡大するなか景気回復の遅れが懸念されユーロ売り
・FRBは平均2%のインフレ目標達成前に利上げする可能性の火消し
・VIX指数は26.86から28.58へ上昇
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