★英・欧州連合(EU)の通商協定をめぐり、ポンドの動きが再び神経質になっている。ジョンソン首相は、EUとのFTAを年内に発効させるためには10月15日までの合意が必要と表明し、『合意なき離脱』への懸念が強まった。ただ、これは協議決裂の可能性をちらつかせることで、EUが先に譲歩するよう圧力を掛けるジョンソン政権の作戦との見方も少なくない。
しかし、英国の『合意なき離脱』懸念も広がっていることから、ポンド売りが強まっている。
ポンド/円の日足では、9月1日高値142.71円がピークとなり下落基調が継続している。5日SMA(赤線)を下抜けると、レジスタンスとなり上値を抑えながら下落している。
200日SMA(紫線)と260日SMA(茶線)が一時サポートラインとして意識されたものの、下げ止まらず75日SMA(緑線)を下抜けた。ただ、100日SMA(黒線)の135.60円がサポートラインとして意識され、一旦下げ止まっている。
しかし、5月18日安値129.157円を起点として6月22日131.585円を結んだトレンドライン(S1)を明確に下抜けしたことで、下押しバイアスが強まっている。
また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%D:7.45、Slow%D:14.44と売られ過ぎ過熱感は出ているものの、明確な下落トレンドが発生していることから、低水準に張り付く動きになりやすい。そのため、%Dが横ばいから上向きになるまでは、注意が必要となる。
まとめると、100日SMAで一旦下げ止まる展開となっているものの、下落基調が継続する可能性が高い。下値目処では、5月18日安値と9月1日高値の61.8%押しの134.37円や白銀比率70.7%押し133.17円、76.4%押しの132.4円が意識される。戻り目処では、S1ラインや200日SMAと260日SMAがレジスタンスとして意識され、再び上抜けるようなら再び上昇基調に戻る可能性が高い。
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