★9月3日以降の金標準先物の60分足では、一目均衡表の薄い雲がレジスタンスとして意識され上値の重い展開となっている。また、90時間SMA(紫線)もレジスタンスとなる一方で、24時間SMA(緑線)がサポートとして意識されている。夜間取引から売りが優勢となり下値模索の動きとなっていたが、NY時間から急速に買い戻しが優勢となった。
NY金先物市場は1911.70-1948.30ドルのレンジ相場となった。為替相場でのドル高がドル建ての金の上値を圧迫した一方で、米国株が大幅下落するなど投資家のリスク回避で安全資産の金に買いが入り、方向感が出にくかったが、引けにかけて買いが強まり、反発して取引を終えた。ニューヨーク市場の序盤にかけて19911.70ドルまで下落したが、欧米株安を受けた安全逃避的な買いが観測されており、金先物は反転。ただ、ドル高を意識して金先物は1948.30ドルまで買われた後は伸び悩み、通常取引終了後の時間外取引で1934.30ドルまで下げている。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯では買い方からの『やれやれ売り』が出やすく戻りの勢いが鈍くなった。戻り売りが一巡するまでは、上値の重さが意識される。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインまで戻り基調となっているが、レジスタンスとして意識されやすい。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ過熱感域から%DがSlow%Dを下抜けしてきており、短期的な下落調整しやすい。
金標準先物の日足では、下向きの5日SMAの6,609円がレジスタンスとして意識され上値の重い展開となっている。そのため、8月4日の直近安値6,509円や8月12日の安値6,412円も視界に入ってくる。欧米株が大幅に下落したことから、金は総じて換金売りが入りやすい。為替市場でも、リスク回避の円買いとなりやすく、上値も重石となりやすい。
本日の注目点は、欧米株安からリスク回避の金買いにつながりやすい一方で、換金目的の売りも入りやすい。上値には、5日SMAを始め10日SMAや25日SMAも位置しており、上値の重さが意識されやすい。
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