FITS エコノミックレポート

新興国三通貨の年初来の動向!

 

★新興国通貨でメキシコペソ/円(赤線)トルコリラ/円(青線)南アランド/円(緑線)を2020年1月1日を100として固定すると、三通貨ともに100を下回る展開となっている。

メキシコペソ/円は、年初から100超の動きとなっていたが、2月26日に100を下抜けると下落基調が加速した。そして4月24日には、74.94まで低下して底を付けた。その後は6月5日の88.36まで戻り基調となった。しかし、再び下落基調となり6月11日の81.65を付けた。その後はもみ合い相場が継続している。三通貨の中では、年初の価格に一番戻りが良く84.66まで回復している。

 

トルコリラ/円は、年初は買われる展開となり対円では100を上回る動きとなっていた。しかし、1月下旬からは100を挟んでの動きとなっていたが、2月21日から下落基調が強まり5月6日の80.53まで下落した。その後戻り基調となり6月2日の88.57まで戻ったが、再び下落基調継続して78近辺でもみ合う展開となっている。三通貨では、7月23日以降にトルコリラ売りが強まり最も戻りの鈍い通貨となっている。

 

南アランド/円は、年初早々から100を下回り最も弱い通貨となっている。他の通貨同様に2月下旬から下落基調と強まった。4月23日に72.49まで低下した後は、底値もみ合いから他の通貨の戻りと同様に6月5日84.02まで戻り基調となった。その後も他の通貨と共に下げ・上げを繰り返したが、戻りの最も鈍い展開が続いていた。しかし、8月21日にトルコリラを上抜け戻り基調が継続しており、メキシコペソ/円に次ぐ戻りとなる82.03となっている。

 

メキシコペソ/円と南アランド/円は戻り基調を維持していることで、押し目買い目線となっている。一方で、トルコリラ/円に関しては、上値・下値を切り下げる下落基調が継続していることから、様子見商状となっている。

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