★8月11日以降の金標準先物では、雲の上限を上抜けると上昇の勢いが強まった。240時間SMA(茶線)を上抜けすると一旦上値が重くなったが、サポートラインとなり下支えして終了した。本日午後には雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。また、夜間取引でも雲のネジレが発生する。寄り付き後の240時間がサポートとなるかが注目される。
NY金先物市場は1939.10-2000.80ドルのレンジ相場となった。8月米NY連銀製造業景気指数が予想より大幅低下したことや、為替相場でドル安・ユーロ高が進んだことも手がかりに、金に買いが入った。また、米中対立を巡る警戒感が改めて意識されたことも買い材料となった。史上最高値を更新した後、先週は調整の売りが優勢となったが、米金融緩和策の長期化観測が強く、金の先高観は根強い。主要通貨に対するドル安も支援材料となった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上抜けしたことで、買い方からの『やれやれ売り』を吸収しながらの上昇となった。ただ、上値が重くなると、下値での買い方から利益確定売りが出やすい。上値での買いも残っていることから、戻りの重石となりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、緩やかにゼロラインを上抜け上昇基調を継続していることから、戻り基調が継続している。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、高水準から%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることで、短期的な下落調整の兆しが出ている。寄り付き後の動向がポイントとなる。
標準金先物の日足では、下向きの5日SMAの6,655円を上抜け短期的な上昇基調を回復した。しかし、10日SMAの6,768円がレジスタンスとして意識され上値が重くなっている。10日SMAを明確に上抜け出来ると、再び8月7日高値7,032円が視界に入る。NY金も米長期金利の低下や米中対立激化懸念が浮上するなど、金買いにつながりやすい展開となっている。為替市場では、米長期金利低下からドルの上値が重い展開となっており、標準金先物の重石となりやすい。
本日の注目点では、60分足で2回雲のネジレがあり、相場の節目になりやすい。また、日足では下値を5日SMA支えとなり10日SMAが抑える展開となっている。そのため、下抜けするのか、それとも上抜けするのかが焦点となる。
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