★欧州市場序盤では、ドル指数が続伸したことで106.03円付近でドルは底堅く推移した。なお、NYダウ先物は80ドル高、米長期金利は0.562%付近に小幅低下した。NYダウ先物が堅調に推移する中、前週末NY市場終値水準でドルが上げ渋った。一時106.05円前後に上昇したが、戻り売りに押された。ドルは欧州通貨に対して強含むとともに対円でも買いが優勢となり、106.05円を上抜けるとショートカバーが強まり、日通し高値を更新した。米長期金利が小幅に低下となるなど、根強い金利低下に圧力から、ドルが再下落した。
米6月JOLT求人数は減少予想に反して増加し、市場予想を上回り3月来で最高となった。しかし、米長期金利の低下に伴い下落に転じた。ムニューシン米財務長官は『米民主党の主張が合理的であれば、トランプ政権と議会は今週中にも追加の新型コロナウイルス経済対策を合意できる』との見解を示した。前週末NY時間安値の105.56円がサポートとして意識されると下げ渋った。米長期金利が上昇に転じたことも支援材料となった。NYダウが300ドル超高で推移し、米長期金利も0.57%台へ戻したことでリスク選好の円売りが再燃した。
★欧米主要経済指標
・米・6月JOLT求人件数:588.9万件(予想530万件、5月:537.1万件←539.7万件)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は105.67円-106.20円のレンジ
・ユーロ/ドルの1.1800ドルに観測されるオプション絡みのユーロ売り
・米長期金利の低下などが相場の重石
・トランプ大統領は追加経済対策の4つの大統領令に署名
・NYダウ高と米長期金利の持ち直しから引けにかけて円売り再燃
・VIX指数は22.21から22.13へわずかに低下
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