★欧州市場序盤では、欧州株が反落スタート、NYダウ先物も200ドル安で軟調に推移する中、ドルは前日の下げ幅を縮小した。欧州参入後は前日の逆パターンで、欧州株安となる中、NYダウ先物も245ドル安に反落したものの、ドル高地合いを維持した。その後、NYダウ先物が下げ渋る中、リスク回避によるドル全面高の流れは一服した。具体的な材料が乏しい中、様子見ムードで動きにくい展開となった。
対欧州通貨で再びドル売りが進んだ流れに沿って、ドルは107.60円付近まで弱含んだ。米経済指標の発表などもなく手掛かり材料に欠けたことから、相場は大きな方向感が出なかった。NYタイムに入って、景気回復への期待と感染第2波への懸念が交錯しており、引き続き方向感が出にくい展開となった。米3年債入札の好調な結果にも後押しされ、米長期金利が0.64%前後まで低下幅を拡大したが、反応は鈍かった。
★欧米主要経済指標
・米・5月JOLT求人件数:539.7万件(予想:450.0万件、4月:499.6万件←504.6万件)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は107.45-79円のレンジ
・108.00円手前では戻り売りで上値の重い展開
・新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感が根強い
・米国株相場の下落に伴うリスク回避のドル買い優勢
・EUがユーロ圏の2020-21年成長率見通しを引き下げ
・ブラジルのボルソナロ大統領が新型コロナウイルスの検査で陽性
・VIX指数は27.94から29.48へ上昇
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