★トルコリラ/円の日足では、5月7日以降からの戻り基調も一服し、再びじり安基調が続いている。6月2日に一目均衡表の雲の中に入ってからは、雲の中でじり安基調が続いている。ただ、雲の厚みも徐々に薄くなり、7月10日前後には雲のネジレがある。ネジレ付近ではトレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
戻り場面では、21日SMA(黒線)も上向きとなっていたが、徐々に下向きとなってきている。また、ロウソク足は21日がレジスタンスとして意識され上値を抑えられる展開となっている。現状はほぼ21日SMA近辺に位置していることから、直近21日間の損益分岐点近辺で推移していることになる。
ボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)では、±3σのバンド幅が縮小するスクイーズしてきており、上下に放れる力が溜まってきていることを示している。
ここまでの分析では、トルコリラ/円は下押しバイアスがかかりそうな感じで雲の下限を下抜けしそうな感じである。しかし、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、過熱感なく%DがSlow%Dを上抜け両線ともかい離幅を広げながら上向きとなっていることで、上昇バイアスが強いことを示している。
そのため、もみ合い相場から雲のネジレ近辺での値動きを確認するまでは、偏った相場見通しはリスクがありそうだ。
トルコリラ/円は、一度トレンドが発生すると継続的な動きとなりやすいので、トレンド発生までは『様子見』としたい。
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