★6月15日以降の東京金60分足では、5,990円まで上昇後に一旦調整下落となった。しかし、引けにかけては徐々に下値を切り上げる底堅い展開となった。5月19日の安値5,918円を起点として同日安値5,953円を結んだトレンドライン(S1)上抜け維持していることから、短期的な上昇トレンドは継続している。週明けには再び雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
NY金先物市場は1728.30-1760.90ドルのレンジ相場となった。特段の手がかりはないものの、新型コロナ感染の『第2波』への警戒感が根強く、安全資産の金が買われた。コロナ感染による先行き景気への不安で、金の先高感は強い。アジア市場で1728.30ドルまで下げたが、まもなく反転。ニューヨーク市場にかけてジリ高の相場展開となり、1760.90ドルまで買われた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上抜けしたことから、買い方からの『やれやれ売り』を吸収する上昇となった。出来高の多い価格帯を上抜けしたことから、上値追いには高値圏で出来高が膨らむかが注目される。一旦上値が重くなると、利益確定売りが出やすくなる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、シグナルと共に上向きとなっていることから、上昇基調を維持している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、高値圏で上下に振れる展開となっており、不安定な動きとなっている。MACDが上向きを継続しているうちは、上昇基調が継続しやすい。
東京金の日足では、レジスタンスとして意識されている25日SMAの5,973円をわずかに上抜けしている。ただ、25日SMAを明確に上抜けしていない。そのため、上ヒゲで再び押し戻される可能性もある。小幅なもみ合い相場が続いていることから、上下に放れると大きな動きになりやすい。NY金先物は、米国内の新型コロナウイルスの感染『第2波』による懸念が意識されており、リスク回避の買いが下支えしやすい。新型コロナウイルスのワクチンや治療薬が開発されるまでは、金の大幅調整は考えにくい。為替市場では、107円台の上値が重くなってきており、106円後半での狭いレンジ内の動きになっている。そのため、為替面からは東京金の重石になりやすい。
注目点は、25日SMAを明確に上抜け出来るのか、それとも再び下押しするのかにある。また、何時上下に大きく放れても不思議ではない状態となっているので、注意が必要となる。60分足では、夜間取引で雲のネジレがあることから、相場の節目になりやすい。新型コロナウイルスの感染『第2波』が拡大していることから、上放れしやすい。一方で、ワクチンや治療薬開発が進むと一転して売り圧力が強まりやすい。
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