★6月5日以降の東京金60分足では、240時間SMA(茶線)がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっている。寄り付き後まもなく雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。5,900円台のレンジ相場となっており、上下どちらに放れるのかが注目される。
NY金先物市場は1727.50-1754.90ドルのレンジ相場となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)で2022年までゼロ金利を維持する方針を示したことで、昨日の時間外から金先物価格は大きく上昇していたが、本日のNY市場もその流れが続いた。米株式市場が軟調に推移し、NYダウが1900ドルを超える下げ幅を見せたこともあり、安全資産としての金先物価格が大きく買い戻された。ロンドン市場で1727.50ドルまで下げたが、ニューヨーク市場では欧米株安を意識した安全逃避の買いが活発となり、一時1754.90ドルまで上昇した。
価格帯別出来高では、5,920-5,970円での出来高が膨らんでいることから、上下どちらかに放れると大きな動きとなりやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを下抜けてきたことで、下押しバイアスが強まりやすい。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、下落基調から%Dが横ばいとなっており、下げの勢いは鈍化傾向となっている。上下に大きく振れる展開となっていることから、ダマシも多くなっている。
東京金の日足では、5日SMAの5,941円を上抜けしたことでサポートとなっている一方で、10日SMAの5,971円と25日SMAの5,966円がレジスタンスとなり狭いレンジ内での動きとなっている。高値圏で三角持ち合いの様相となってきていることから、大きく振れる展開になりやすい。NY金先物市場では、米国株が急落したことから、リスク回避の買いが強まっている。リスク回避の動きが継続していることから、底堅い展開が予想される。為替市場では、リスク回避の円買いがじわりと強まっていることから、東京金の上値の重石となっている。
本日の注目点は、10日SMAと25日SMAを上抜け出来るのか、それとも再び5日SMAを下抜けるのかが焦点となる。リスク回避の金買いにつながる一方で、円高による東京金の下押し要因となりやすい。
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