★欧州市場序盤の取引では、欧州株が反落スタートとなったことを背景に、リスク選好の流れは後退した。なお、欧州株は下げ渋り、日経先物も終値水準まで回復した。日経先物が小幅続伸に転じ、米長期金利も上昇基調を維持する中、ドルは高値圏でもみ合い推移した。ドルの上値では4月高値109.38円レベルが当面の注目ポイントとなる。欧州株が全面安で推移、日経先物も下げ幅を広げるにつれて、円買い戻しの動きが再び優勢となった。日米欧株価指数が軟調に推移する中、全般円高に傾いた影響から上値を切り下げた。米4月貿易収支、米新規失業保険申請件数等の結果を受けて小動き推移した。
NYダウ先物が180ドル超下落するなど株安を背景に全般円高に傾いた。その後、米長期金利が一時0.8201%と3月27日以来の高水準を付けると円売り・ドル買いがじわりと強まった。安く始まった米国株がプラス圏を回復したことも相場の支援材料となった。米国経済活動の再開への期待を受け、米債利回りの上昇に伴いドル買いが強まった。一時180ドル超下落したNYダウがプラス圏を回復したことも相場を支援し、一時109.20円と4月7日以来の約2ヵ月ぶりの高値を付けた。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・4月小売売上高:前月比-11.7%(予想:-15.0%、3月:-11.1%←-11.2%)
・英・5月建設業PMI:28.9(予想:29.4、4月:8.2)
・米・1-3月期非農業部門労働生産性改定値:前期比年率‐0.9%(予想:-2.7%、速報値:-2.5%)
・米・1-3月期単位労働コスト改定値:前期比年率+5.1%(予想:+5.0%、速報値:+4.8%)
・米・4月貿易収支:‐494億ドル(予想:-494億ドル、3月:-423億ドル←-444億ドル)
・米・先週分新規失業保険申請件数:187.7万件(予想:183.3万件、前回:212.6万人←212.3万件)
・米・失業保険継続受給者数:2148.7万人(予想:2000万人、前回:2083.8万人←2105.2万人
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は108.56-109.20円のレンジ
・ECB理事会の追加金融緩和策の結果を受けユーロ買い優勢
・米経済活動の再掲の広がりを好感
・米10年債利回りが一時0.8201%と3月27日以来の水準
・NYダウは一時180ドル超下落からプラス圏を回復
・VIX指数は25.66から26.81へわずかに上昇
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