FITS エコノミックレポート

国内貴金属相場の年初来からの比較!

 

★2020年1月6日を100として東京金(赤線)東京銀(緑線)東京白金(青線)東京パラジウム(黒線)として比較した。

東京金が貴金属相場の中では、一番安定しており最も良いパフォーマンスを維持している。3月12日以降の下落で一時は92.12と約8%程度の下落となった後は、100を回復して推移して6月3日現在110.07と年初来から約10%の上昇となっている。

東京銀は、年初から2月21日まで4貴金属の中では、最も悪いパフォーマンスとなり、2月25日以降下落基調から東京白金と共に下落基調となり、3月19日には一時65.58と約35%近くの下落となった。その後は戻り基調が継続しており、6月3日現在98.13と年初来の価格近辺まで巻き戻している。

東京白金は、年初は100を上回る展開となったものの、2月20日からの下落で東京銀とともに大きな下落基調となった。3月19日には一時63.61と約36%超の下落となり4貴金属では年初から比較すると一番下押しのきつい展開となった。ただ、東京銀同様に3月19日が底値となり戻り基調が継続しており、6月3日現在84.94まで戻り基調となった。

東京パラジウムは、年初から上昇基調が強まり、2月27日には141.25と年初から約41%の上昇となった。しかし、それ以降は失速状態となって3月18日には一時79.42と4貴金属の中では高値からの下落率は最大となった。一旦大きく戻り基調となり3月26日には一時123.44まで戻した。しかし、もみ合い相場から再び下落基調となり5月15日には一時9182まで下落して2番底を付けた。6月3日には102.80と年初時より上回る展開となっている。

4貴金属の中では、年初からみると東京白金の戻りが鈍い展開となっており、割安感が強い。一方で、年初からの高値からの戻りでみると、東京パラジウムの戻りが鈍いことになる。東京白金を安い場面を丁寧に拾っていくのか、それとも東京パラジウムの大相場への戻りにチャレンジしていく戦略がありそうだ。

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