FITS エコノミックレポート

★ドル/円の一目均衡表の月足では、実体が横ばいとなっている転換線（赤線）の106.690円と基準線（青線）107.855円に挟まれ身動きのとれない状態が続いている。

上ヒゲ・下ヒゲは出ているものの、最終的には実体は転換線と基準線の間に戻り展開となっている。

1月に雲のネジレがあり、2月と3月は上下に大きく振れ方向感を試したものの、結局は方向感が出ずボラティリティは収束気味となっている。

雲の下に位置していることから、上値では雲の下限109.24円が8月まで続くことになり、レジスタンスとして意識される。一方で、下値では転換線しかなく下抜けすると下値トライとなりやすい。

ボラティリティも収束していることから、しばらくの間は転換線と基準線のレンジ相場が続く可能性が高い。