★12月30日以降の東京金60分足では、一旦雲の下限を下抜けしたものの下落基調は続かず、緩やかに戻り基調となった。寄り付き直後に一目均衡表の雲のネジレがあり、トレンドは反転や加速など相場の節目になりやすい。120時間SMA(赤線)や240時間SMA(茶線)は緩やかに上向きとなっていることで、下落調整したものの上昇基調は継続している。
NY金先物市場は1541.00∸1562.40ドルのレンジ相場となった。米国とイランが全面戦争をひとまず回避し、中東地域への過度な警戒感の後退を受けて、安全資産の金は売りが先行した。また、為替相場でドルがユーロに対して堅調となった場面では、ドル建ての金先物も1550ドル割れで弱含んだ。もっとも、イラクの米軍基地近くにロケット弾が着弾と報じられ、地政学リスクが意識されると金も下げ幅を縮小して引けた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯前後で辛うじて下げ止まる展開となっている。出来高の多い価格帯から下押しすると、買い方からの手仕舞い売りが出やすく下げを加速させやすいので注意が必要となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でシグナルとゴールデンクロスしていることから戻り基調となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%DがSlow%Dを上抜け両線ともかい離幅を広げながら上向きとなっていることから戻り基調が継続している。
東京金の日足では、一旦5日SMAの5,477円を下抜けしたことから、一転してレジスタンスとして意識される。早々に5日SMAを上抜け出来るようなら、5日SMAと10日SMAが上向きを維持しているため、再び上昇基調戻る。ただ、再び下押しするようなら、10日SMAの5,381円がサポートとして意識される。NY金は、過度な中東情勢緊迫化は後退したものの、なお米国とイランとの関係悪化の状態は変わっていない。そのため、NY金の大幅下落は予想しにくい展開となっている。為替市場では、再び109円台半ばまでドル高・円安に戻しており、東京金の下支えとなりやすい。
本日の注目点は、5日SMAを再び上抜けできるのか、それとも5日SMAがレジスタンスとなり下押しするのかが焦点となる。60分足では寄り付き直後に雲のネジレがあることから、トレンドの転換や加速など相場の節目的な動きになりやすいので、寄り付き後の値動きには注意が必要となる。
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