FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲の下限がレジスタンス!

 

★11月6日以降の東京金60分足では、24時間SMA(緑線)を上抜けしたものの、一目均衡表の雲の下限がレジスタンスとして意識され『十字線』で引けた。もみ合い相場後に下落する展開が続いている。もみ合う相場展開となることから、下げ止まった感が出た後に下落するパターンとなっている。

 

NY金先物市場は1446.20-1461.30ドルのレンジ相場となった。ナスダック総合や、S&P500が取引時間中の最高値を更新したこともあり、リスクオンにより金先物価格は弱含んだ。またユーロ/ドルが約1カ月ぶりの水準までドル買い・ユーロ売りが進み、ドル高で取引される金先物価格は割高感からも上値が重く推移した。もっとも、引け間際にはNYダウがマイナス圏に入ると金先物価格も下げ幅を徐々に縮小した。

 

価格帯別出来高では、出来高が多い価格帯が上値にあり、戻り基調では戻りの重石になりやすい。また、歯抜けのような出来高の少ない価格帯では、価格が振れやすいので注意が必要となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方から緩やかに戻り基調となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%DがSlow%Dを上抜け両線とも上昇基調となっていることから、短期的には戻り基調が継続している。

 

東京金の日足では、100日SMAの5,074円がサポートラインとなっており、下げ止まる展開となっている。10月2日の安値5,071円も心理的な節目として意識されている。ただ、下抜けすると200日SMAの4,840円が視界に入ってくる。NY金先物も、心理的な1,450ドルを挟んでの動きとなっており、下抜けするようなら1,400ドルが意識されyすい。外国為替市場では、109.00円を挟んでのもみ合い相場が続いている。今晩のパウエル米FRB議長の議会証言が注目される。やや円高基調となっていることから、東京金の上値を抑える展開となりやすい。

本日の注目点では、100日SMAを維持出来るかにある。また、一目均衡表の日足では雲の下限もサポートとなっており、この二つのサポートラインが重要なポイントとなる。

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