FITS エコノミックレポート

東京金60分足では心理的節目5,200円前後でもみ合い!

 

★9月19日以降の東京金60分足では、心理的節目となる5,200円を挟んでもみ合う展開となっている。120時間SMA(赤線)がレジスタンスとして意識される一方、240時間SMA(茶線)がサポートラインとして意識されている。寄付きから雲の厚みが極端に薄くなり、お昼頃には雲のネジレがある。そのため、お昼前後から反落や加速など相場の節目となりやすい。

 

NY金先物市場は1507.10-1519.50ドルのレンジ相場となった。米中通商協議の進展期待や為替相場でのドル高を背景に売りが先行も、米株安・金利低下の動きが強まると安全資産の金には買い戻しが入った。外国為替でユーロドルが2017年5月以来のドル高・ユーロ安を記録したためドル建て金先物の上値も限られたが、プラス圏を維持して引けた。 

 

価格帯別出来高では、5,200円前後で出来高が急速に増えてきており、売買が交錯していることを示している。ただ、5,250円前後は出来高が多いことから、戻り基調では『やれやれ売り』から上値の重石となりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でMACDとシグナルがゴールデンクロスしたものの、MACDの勢いが鈍化して下降傾向にある。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、上方で%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、短期的には下落基調を示している。

 

東京金の日足では、相場の節目となる10日SMAの5,209円と25日SMAの5,199円の攻防となっている。この節目となるラインを維持出来るのか、それとも下押しするのかが相場の大きなポイントとなる。NY金先物市場もドル高・ユーロ安が進んだことから、売られやすい地合いとなっている。そのため、1,500ドルを維持できるかが注目される。為替市場では、月末・期末絡みでドル需要が強く、リスク回避でもドルが買われやすい地合いとなっている。ただ、実需勢の月末・月初要因に目処が付くと相場が通常の動き(リスク回避では円買いになりやすい)戻るので注意が必要となる。

本日の注目点は、10日SMAと25日SMAを維持出来るかにある。また、60分足ではお昼前後に雲のネジレがあるので、反転や加速など相場の節目になるかが焦点となる。

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