★欧州市場朝方の取引では、独仏の製造業PMIが予想以上に悪化したことを受け、欧州株が全面安、米長期金利も急低下となる中、ドルが急落した。NYダウ先物と米長期金利の下落を背景にドルは下げ幅を拡大した。ただ、本邦機関投資家の継続的なドル買いで下げ渋る展開となった。25日の日米首脳会談で署名が予定されていた日米貿易協定は、米国による文書修正の要求などから署名が先送りされる可能性と伝わったが、反応は軽微だった。ドイツの景気後退懸念でリスク回避ムードが高まったものの、サウジアラビアの原油生産が来週初までに完全に回復するとの報道を受けてリスク回避ムードがやや緩和した。その後、一部では『数日中に日米貿易協定に調印する見込み』と伝わるなど情報が錯綜した。
米9月製造業PMIは予想を上回った一方、米9月サービス部門PMIは予想を下回り強弱まちまちで反応は限定的だった。NYダウがプラス圏に浮上し、米長期金利も1.69%台まで持ち直す動きを眺めながらドルに買い戻しが入った。その後は、新規材料に乏しく方向感を欠くもみ合い相場となった。
★欧米主要経済指標
・米・8月シカゴ連銀全米活動指数:0.10(予想:-0.03、7月:-0.41←-0.36)
・米・9月製造業PMI速報値:51.0(予想:50.4、8月:50.3)
・米・9月サービス業PMI速報値:50.9(予想:51.4、8月:50.7)
・米・9月総合PMI速報値:51.0(8月:50.7)
★欧米市場のポイント
・107.27-75円のレンジ相場
・独仏の経済指標悪化で景気後退懸念でリスク回避
・英国のEU離脱交渉の先行き不透明感高まる
・サウジアラビアの原油生産は来週初までには回復
・目先の新たな材料乏しく大きな方向感出ず
・VIX指数は15.32から14.91へ低下
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