FITS エコノミックレポート

東京金日足では粘り強い展開を継続!

 

★東京金日足では、9月10日にサポートラインとして意識されていた25日SAM(青線)を下抜けしたことで、下落調整局面入りになるかと思われた。しかし、翌日から陽線ロウソク足で戻り基調となり13日には再び25日SMAを回復する底堅い展開となっている。週末の夜間取引でも一旦下ヒゲで25日SMAを下抜けしたものの、回復基調となっており、底堅さが意識される場面である。5日SMA(赤線)も一旦デッドクロスする勢いで25日SMAを下抜けたものの、早々に横ばいとなりほぼ25日SMAと重なるように緩やかに上昇基調を示す動きとなっている。

 

トレンドラインでは、9月5日の高値5,304円を起点として9月13日高値5,255円を結んだトレンドライン(R1)は上値を切り下げる展開となっている。一方で、9月11日安値5,122円を起点として9月17日安値5,155円を結んだトレンドライン(S1)は下値を切り上げ展開となっている。短期的には三角持合いとなっている。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け下落基調となっていたが、%Dが横ばいから若干上向きとなってきた。そのため、わずかながら%DがSlow%Dを上抜けてきており、戻り基調となる兆しが出ている。

 

まとめると、25日SMAを回復していることや、ストキャスティクスでも再び戻り基調を示してきていることで上昇基調は継続している。ただ、三角持合いとなっており、急速に上下どちらかに振れる可能性があり、注意する必要がある。

上振れの際は、9月5日高値5,304円や9月5日高値と9月11日安値の下げ幅の倍返しとなる5,486円が高値目処となりやすい。一方で、下値では心理的な節目となる5,000円、75日SMA4,948円などが意識される。

 

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