★欧州市場朝方の取引では、NY原油先物が一服となったことを受け、107.80円台で小幅な値動きとなった。中東の地政学リスク懸念から欧州株全面安、NYダウ先物も下落、米長期金利が1.81%台まで低下して、ドル売り・円買いが優勢になった。過度なリスク回避の動きは抑制されたものの、中東情勢や、米FOMCなどをにらみ、神経質な地合いが続いた。
英国の合意なき離脱懸念が再浮上したことで、ドルが欧州通貨を中心に買い戻しが優勢となったことで、ドル/円も底堅い展開となった。NYダウは2ケタ安の水準で下げ渋り、米長期金利は1.86%近辺で戻りも一服したが、全般ドル買いが優勢となった。一時108.10円まで切り返したものの、米長期金利が再び1.83%近辺まで下げ幅を広げたことや、NYダウの下げ幅拡大の動きが嫌気され、108円を挟んでもみ合いとなった。108円近辺で下値の堅い動きとなったが、10月の米中通商協議に向けての事務レベルの会合や米FOMCを控え、方向感を欠いた展開となった。
★欧米主要経済指標
・米・9月NY連銀製造業景気指数:2.0(予想:4.0、8月:4.8)
★欧米市場のポイント
・107.67-108.17円のレンジ相場
・ジョンソン英首相は改めて10月31日にEU離脱を主張
・中東の地政学的リスク高まりを背景に全般ドル買い
・サウジアラビアの石油施設の攻撃を受け大幅原油高
・米中次官級協議が今週開催されることが明にかに
・中東情勢の緊迫化を背景に米長期金利低下
・VIX指数は14.22から13.74へ低下
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