★7月25日以降の東京金60分足では、引けに掛けて急落し雲の下限や240時間SMA(茶線)を下抜けした。26期間先の先行スパン1が急低下し先行スパン2と重なる展開となった。240時間SMAを回復できるのか、それとも下落基調を強めるのかが注目される。
NY金先物市場は1422.30-1447.80ドルのレンジ相場となった。FOMCの会合結果を確認したいとの理由で通常取引の時間帯ではポジション調整的な売買が主体となった。FOMC会合で0.25ポイントの利下げが予想通り決まったが、全会一致の利下げではなかったことや、ドル高が進んだこともあり通常取引終了後の時間外取引で金先物は1422.30ドルまで下落した。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けしたことで、買い方からの手仕舞い売りが入りやすい地合いとなっている。下値で出来高が膨らむかが焦点となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、MACDが急低下してゼロラインを一気にした抜け、下向きを継続していることから下押しの勢いが強いことを示している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜けしたことで、下押しバイアスが強まっている。引けにかけて下げ足を速めたことで、MACDが真下を向いている。そのため、MACDが横ばいになるまでは下押しが継続する。
東京金の日足では、5日SMAと10日SMAを下抜けした。ただ、25日SMAの4,903円がサポートラインとなる可能性もある。25日SMAを下抜けするようなら、もう一段下押しする可能性もある。NY金先物市場は、ドル高が進行したことやパウエル米FRB議長のタカ派発言を嫌気して、利食い売りを巻き込みながら下落基調となっている。為替市場は、FOMCでの利下げが実施されたものの、FRB議長のタカ派発言を受けドルの買い戻しが強まり108円台後半で推移している。トランプ大統領からのFRB議長への批判発言が出ており、今後のトランプ大統領発言にも為替変動の材料となりやすいので注意が必要となる。
本日の注目点は、25日SMAで下げ止まるのか、それとも下抜けもう一段の下げになるのかが焦点となる。また、一目均衡表の基準線の4,896円も下値節目として意識される。
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