★7月24日以降の東京金60分足では、24時間SMA(緑線)がサポートとなり反転上昇し、7月19日の直近高値4,983円を1円上抜けする4,984円を付けた。ただ、引けにかけては、迷い線となる『十字線』で終了した。24時間SMAに沿って上昇していることから、調整下落時ではサポートラインとして意識される。
NY金先物市場は1422.10-1433.90ドルのレンジ相場となった。米中協議が再開されたものの、トランプ大統領が中国を批判するツイートを行い、先行き懸念から安全逃避の買いが優勢となった。また、米長期金利が朝方から低下基調であったことも支援材料になった。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯の上方に位置していることから、上値が重くなると買い方からの利益確定売りが入りやすい。ただ、高値圏でも徐々に出来高が増えてきており、売りを吸収しながらの上昇となっている。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で一時シグナルとデッドクロスしたが、再びMACDがシグナルを上抜け上向きを維持している。そのため、上昇の勢いは継続している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、明確なトレンドが継続すると上方かい離もしくは高水準を継続するので注意が必要となる。
東京金の日足では、5日SMAと10日SMAが上向きを維持しており、短期的には上昇基調は継続している。25日SMAも上昇基調が継続し、短期線に近づいてきている。下押しの際は、25日SMAの4,900円がサポートとして意識されやすい。NY金は、トランプ大統領の中国を批判するツイッターで改めて米中貿易協議への先行き不透明感が強まる展開となり、底堅い展開となっている。また、米FOMCで利下げが予想されており、金の下支え材料となりやすい。為替市場では、円買い材料は多いものの、108円台半ばを維持しており底堅さが意識される。
本日は注目点は、7月19日の高値を1円上抜けした。相場格言では『鬼より怖い一文新値』と言われる。これは高値を更新したものの、潜在的な売りを全てこなした、つまり値が軽くなったとは言い切れず、二番天井となる可能性があるという意味がある。実はこの格言には短絡的に『上がってきたからもっど上がる』と希望的観測で判断するな、という戒めの意味もある。そのため、寄付き後の値動きが重要なポイントとなる。
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