★日米金利差だけがドル/円相場の変動要因ではないが、日米金利差拡大は円安になりやすく、一方日米金利差縮小は円高になりやすいことは確かである。このところの円安基調も日米金利差が再び拡大していることに起因している。
ここでの特徴は、2年債の日米金利差(赤線)が10年債の日米金利差(青線)を上回っている時に、ドル/円(黒破線)に与える影響が大きいということだ。
7月1日~4日に日米金利差が最縮小したものの、その後は伸縮しながらも日米金利差は拡大傾向にある。そのため、ドル/円相場も108円台前半で推移している。
日米金利差は、もみ合い後に縮小トレンドを繰り返しており、今は縮小後のもみ合いになっている可能性もある。今後の日米金利差次第では、再び円高基調になりやすい。
基本的な戦略とすれば、日米金利差拡大時には円売り・ドル買い目線、日米金利差縮小時には円買い・ドル売り目線となる。
現在は日米金利差は縮小・拡大のもみ合い相場となっていることから、ドル/円も方向性を欠く値動きとなっている。
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