★東京金の日足では、5月31日安値4,493円を起点として6月18日安値4,645円を結んだトレンドライン(S1)が下値支持ラインとなり、底堅い展開となっている。ただ、上値では7月3日の高値4,950円がレジスタンス(R1)として意識されており、上値の重さも意識されている。
移動平均線(SMA)では、7月10日に一旦5日SMA(赤線)と10日SMA(黄線)を下抜けしたものの、翌日には両SMAを上抜け回復したことで、短期的には上昇基調は継続している。また、5日SMAが10日SAMを上抜けするゴールデンクロスしており、両線とも再び上向きとなってきている。さらに、25日SMA(青線)も上向きになっていることで、中期的にも上昇基調は継続している。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、価格は上昇しているものの、上値を切り下げるダイバージェンスが発生している。そのため、下落の前兆となるかが注目されるところである。
終値の比較ではなく、当日の高値安値が前日の高値安値に比べてどちらが大きいかということを基準に相場の強弱を判断するDMIにも変化が見え始めた。基本的には+DIが-DIを上回っていることから上昇基調にはあるものの、相場の勢いを判断するADXがが緩やかに低下してきた。また、+DIが低下傾向となり、-DIが上昇してきていることから、相場の変化が見られてきている。
まとめると、短期的には上昇基調にあるものの、その一方で、上昇相場に勢いが鈍化し始めている。そのため、投資判断は『様子見』としたい。上値のレジスタンスとなっている4,950円を上抜けすると、再び買い方の勢いが回復してくるほか、5,000円台が視界に入ってくる。一方、5日SMAと10日SMA及びトレンドラインを下抜けすると、25日SMAや7月2日安値4,802円が下値の目処として意識される。ただ、このラインを下抜けすると三尊天井ネックライン下抜けとなり、75日SMA(緑線)4,654円や100日SMA(黒線)4,658円までの下落調整が予想される。どちらのシナリオになるかを確認したら、順張りで追随することがリスクが少ない戦略となりそうだ。
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