FITS エコノミックレポート

東京金60分足では24時間SMAがレジスタンス!

 

★6月28日以降の東京金60分足では、米国市場が休場ということもあり、手掛かり材料に乏しく24時間SMA(緑線)に上値を押さえられながらも小幅な値動きとなった。一目均衡表の雲の中のレンジ相場となっているが、先々雲の厚みが薄くなることから、抵抗圧力が軽減され上下に振れやすくなる。

 

価格帯別出来高では、現状出来高の多い価格帯を下抜けしているが、買い方からの手仕舞い売りが出てくるほどではない。ただ、下値では出来高の少ない価格帯となっていることから、値動きが大きくなる可能性があるので注意。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、MACDとシグナルがゼロライン上で横向きとなっていることから、トレンドレスの状態となっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、緩やかに上昇基調となっていることから、徐々に上値を切り上げていることを示している。

 

東京金の日足では、ロウソク足が5日SMA(赤線)の上方に位置していることから短期的な上昇基調は継続している。しかし、5日SMA4,867円が10日SMA(黄線)4,865円に接近しており、デッドクロス寸前まで接近している。そのため、5日SMAを維持出来るかが注目される。NY金は米国が独立記念日で休場だった。ただ、イラン産と思われる原油をシリアへ輸送中のタンカーを、EU制裁に違反するとして英海兵隊が拿捕した。イランはこれに強く反発している。イランが核合意に参加している英国とも対立するようであれば中東の地政学リスクが更に高まりから、金が買われやすくなる。為替市場は米国市場休場と米6月雇用統計発表を控え閑散相場となっていた。今晩の雇用統計が市場予想を上回るような強い結果となると、米FRBの予防的に利下げするお題目が崩れる可能性もある。その際は米長期金利が上昇してドル買い・円売りが強まる可能性もある。

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