★米国株式市場は上昇:米早期利下げ期待が下支え
NYダウは22.92ドル高の26112.53、ナスダックは48.37ポイント高の7845.02で取引を終了した。18-19日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控える中、早期利下げ期待が相場を支えたものの、FOMCの結果を見定めたい投資家も多く引けにかけてはやや伸び悩んだ。重要イベントを前に様子見姿勢も強く、大きな方向感は出なかった。 VIX指数は15.28から15.36へ上昇した。
★NY外国為替市場:金融政策会合を控え様子見ムード強く小動き
ドル/円は、週末の香港での大規模デモが香港ハンセン指数に影響をほぼ及ぼさなかったこともあり、リスクオフの巻き戻しで円売り・ドル買いが先行し、一時108.72円と日通し高値を付けた。ただ、6月米NY連銀製造業景気指数が▲8.6と予想の11.0を大幅に下回り、2016年10月以来の水準まで低下したことが分かると一転下落した。取引終了間際には一時108.52円付近まで下押しした。ただ、今週予定されている米FOMCや日銀金融政策決定会合を前に様子見ムードも強まっており、大きな方向感は出ず値幅も小幅となった。
ユーロ/ドルは、予想を下回る米NY連銀製造業景気指数を手掛かりにユーロ買い・ドル売りが先行し、一時1.1247ドルと日通し高値を付けた。ただ、ポンドや豪ドルなどに対してドル高が進むとユーロに対してもドル買いが入ったため、徐々に上値が重くなった。
★NY原油先物市場は反落:世界経済の減速懸念が重石
NY原油先物市場は51.58ドル-52.74ドルのレンジ相場となり、3営業日ぶりに反落した。原油供給不安は払拭されないものの、一部米経済指標が悪化したことや、14日公表の国際エネルギー機関(IEA)月報で、米中貿易戦争などによる世界経済の減速がエネルギー需要の減退を招くとの見通しが示され、売りが優勢だった。
★NY金先物市場は反落:高値圏での利益確定売りが優勢
NY金先物市場は1336.60-1347.10ドルのレンジ相場となった。米企業景況感の悪化を意識した買いが入ったが、ユーロの伸び悩みを嫌気して安全逃避の買いはやや縮小した。米国株式がプラス圏で推移したことも、金先物の上昇を抑制する一因となったようだ。また、先週末に取引の中心限月として2018年4月以来、1年2カ月ぶりの高値をつけた後を受け、利益確定の売りが優勢だった。
★米国債券市場は小反落:様子見ムード強く方向感を欠く
米国債券市場で長期ゾーンは5営業日ぶりに小反落(金利は上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)2.09%で終了した。米国株の上昇が債券相場の重しとなったものの、18-19日のFOMCの結果を見極めたいとして方向感の乏しい展開となった。
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